デュエリズムの気ままに徒然

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機は熟した。カラオケ動画投稿裁判に触れてみる part1

さてさて、今回は前回曖昧な表現だったカラオケ投稿問題、じっくりと語ると致す。身に覚えのある方も無い方も読むべきであろう。

前の記事でも触れたが、ツイッターに裁判で敗訴した男性らしきアカウントが現れ、弁明なさっている。その弁明内容は、メディアでの記載と事実関係に差異が生じてると。

この件はその男性が去年カラオケ店で自身が歌った動画を撮影し、それをyoutubeで公開していたところ、通信カラオケ「DAM」の大元である第一興商が、男性にカラオケ店内撮影動画のアップロード禁止と動画削除を要請。しかし件の男性は削除に応じなかったので裁判に発展したとある。男性側は「自己満足でやったことだからそちらの権利は侵害して無い」東京地裁著作隣接権うんぬん侵害だからダーメ」で、男性敗訴。大体メディアでの説明はこうなっている。

ツイッター上での男性の反論。

最初に第一興商からyoutubeへ動画の削除申請があり、男性の動画は削除され、アカウントも利用制限が加えられた。その後男性は、動画では無くアカウントの利用制限に対してyoutube側に異議を申し立てた。動画は消されたままでも構わない。その後動画が復活し、男性はどうしていいか分からず暫し様子見。そしたら東京地裁から封書が届き、第一興商から160万もの賠償請求がいきなり来る。その間第一興商からの削除申請の連絡やらさ一切無し。それで男性は自主的に動画を削除し、支払いには応じられないと申し出をした。結果的に賠償は無しで終了との事。

つまり第一興商さんから直接削除申請さえあれば素直に応じたものの過程をすっ飛ばして損害賠償とは横暴にも程がある。さらにアカウントの利用制限解除を求めたのに

勝手に動画を復活させられ火種を巻かれたyoutubeさんの運営のやり方にも疑問を感じ得ないと。そして第一興商さんからの削除申請により何万人ものユーザーが唐突にアカウント停止や制限等今回の自分のような悲しい思いをしてる可能性が高い。

違法に動画をアップロードしたのは認める。問題は第一興商さんの著作権侵害に対するやり方だ。あんな不意打ち紛いの申し立てでは印象を悪化させる。結果的に業界の首を絞めかねないので考えを改めて頂きたい。

男性の反論は大体こうである。

うむ、

昨今友人から

「人の話は半分に聴け」

との助言を承った。

この男性の反論をそのまま鵜呑みにするのもいささか危険。

とはいえ判断する必要がある。

まあ、概ね男性の弁論は真実味がある。DAMを有する第一興商の手口が筋違いな可能性は高い。すんなり男性に連絡せず160万もの法外な賠償金を吹っかけるとは何処の悪徳企業であるか。本当なら非難されるべき由々しき事態だが………お互いの認識に食い違いが生じた結果の不毛な裁判沙汰だったのかもしれない。

とはいえ、訴えられるきっかけを作ったのは東京都内に住む45歳男性。

昨今増えてるyoutubeへの違法アップロードは褒めらたものではなく、

カラオケ配信を司る第一興商JOYSOUNDを司るエイジングさんにとっても悩みの種である事実には間違い無い。著作権問題は毎度ながら根深い。まだまだ波紋は広がる。1

長くなった。今回は事件のあらましの説明が八割方なので、補足したいことがちらほら。

まだ続くのか長いもっと簡潔にまとめろとの要請には応じんよ。

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