デュエリズムの気ままに徒然

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映画 「英雄 HERO」に追い求める心理を垣間見る

 

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僕の大学時代。音楽系サークルに属して居たことは最初の方で書きましたが、

実は。

同時に合気道部も掛け持ちしてました。

この頃は大学デビューで浮かれてて、色々やりたがりでしたね…

そして元来不器用な僕は結局一年間で合気道は挫折。武道の道は諦めました。

ただその僅かな間でしたが、武道を経験できた事は掛け替えのない財産だったとは思います。いつかまた、一から学び直せる機会があればと、夢にも時々でてきます。

それはさておき、この頃の経験がもとで僕は音楽、武術や格闘技に今でも強い関心を示して居ます。

そして何年か前、冒頭の映画に出会いました。

チャン イーモウ監督の2002年、香港 中国共同で作成公開 、ジェット リー主演の「英雄 HERO」。

映像美、アクション、ストーリー。

何を取っても個人的に最高傑作。

皆さんにも自信を持ってお勧めしたいです。

ただ今回、先ほどの個人的な自分の話と何がこの映画に関連しているのかというと…

心を奪われた印象的なシーンがありますので、説明します。

 

この先ネタバレ注意

 

主人公、ジェット リー演じる剣の達人無名

敵役、ドニー イエン演じる槍の達人 長空

二人が雨の中、命を懸けて死闘を繰り広げます。

その脇で、盲目の老人が琴を弾き終え、立ち去ろうとしますが、無名が死闘を一時中断し、「すまぬが、もう一曲弾いてくれないか」と金を払い、老人はその場に引き返し再び琴を弾きはじめます。

そして無名、長空は勝負の最中両者目を閉じ、しばしその音色に身を委ねます。

ちなみにこの勝負は、無名が過去の回想を秦王に語ってるのを再現したもの。

そこでの無名の説明。

「武術と音楽の原理は相通じます。 求めるのは動と静の調和」 鳥肌が立ちました。己の好きな相反する二つの事象を結びつけるこの上の無い印象的なセリフ。正しいか間違いかは別として、痺れました。 映画に戻ります。二人は目を閉じてても、意識の世界では(イメージトレーニング的なの)闘いはずっと続けてたのです。老人の弾く琴の音色に委ねながらも。そして…… 老人の琴の弦が切れ。 二人はカッと目を見開き。 剣と槍を交錯して、決着がつきます。 この映画は他にも素晴らしい語りたいシーンは幾らでもありますが、自分が最も心を奪われたのはこの場面です。 自分が、あの時諦めず、武道ももし同時に続けていく根性があったなら… いつかこの映画のような境地に達して可能性も…?ないかな… 色々と妄想が滞ります(笑) まだ諦めるのは早いですかね… 心理の探究は生涯追い求めてみたいものすね。 皆さんもこの映画を観て、 色々と自分なりの真理を見つけれたら 僕も嬉しい限りですかね?