今回は最高王座二戦だけの感想。ご了承下さい。
メインイベント、WWEユニバーサル王座、4way(四つ巴)マッチ
ブロック・レスナー対ローマン・レインズ対サモア・ジョー対ブロウン・ストローマン。
これぞまさに。
文句無し。理屈不要。最強で最高。
掛け値無し怪獣超決戦!!
4人のスーパーヘビー級が縦横無尽に暴れ回る、ド派手なアメリカン・プロレスの真髄を観ました。
特に試合の盛り上がりに一番貢献したであろうストローマン選手。あの巨体でスピーディーなフィジカルを生かし、圧倒!!あの怪物レスナーを何度も何度も至る所に叩きつけ実況席ごとクラッシュッッッ。担架で中盤弱々しく運ばれる演出も、説得力大!!ただ相手を担ぎ上げ叩きつけるだけのシンプルなパワースラムが此れ程映える選手は中々いません。観客の歓声、期待感を一身に担い、お釣りが出るほど答えられたに相違ないでしょう!!
試合自体は結局最後はレスナー防衛と言う、特にサプライズの無い結果でしたが、お客さんは最後に大満足して帰っていったに違いないですね4人共良い働きをしてくれました。
反動が大きかっただけにね…
前のセミ試合の冷え込み加減からね…
そう。
結局嫌な予感は的中しちゃいましたよ。
やはり…
微妙な試合でした。
前日ツイッターでは中邑選手負けるかも。と自分は勝敗予想
でもそれは期待の裏返し。本当は裏切って欲しいとの。
相手が塩加減が濃い(笑)マハル選手とは言え、上手い具合に化学変化を起こしてくれれば…との一抹の想い。
因みにユニバーサルはストローマン勝利予想。
今度は…
奇跡は起こらず…残念。勝敗予想自体は1対1ですが嬉しくない結果。
中邑選手へのWWEのプッシュは相変わらず破格でした。
いつもの派手な入場に今回はバイオリニストの生演奏付き!!
更に史上初!?リングサイドに日本語実況席付き!!マハル選手用にインド語実況席もありましたが…
待遇は素晴らしく、日本人初WWE王者の期待感は高まる。その入場までが
実質クライマックス!!
でした(哀)
試合が進む事に…お客さんの反応が薄まっていくのをひしひしと感じました。マハルが持ち上げ→中邑が三角締めで切り返す!!このムーブさえ観客は殆ど無反応。
最後は既定路線のマハルの取り巻き、シンブラザーズの二人が乱入。それを中邑蹴散らした隙に、背後からコブラクラッチホールド(このフィニッシュホールドも二人わちゃわちゃぎこちなくガッカリ感倍増)でアッサリ中邑選手敗れましたね…ランドスライドか飛びつき腕ひしぎ逆十字固め、どちらかの技は解禁して欲しいと思ってましたが特にサプライズ無し。
まあ…ある意味この試合が箸休めとなって、メインイベントでの爆発に繋がったのだから、二人共犠牲者と言えなくも無いのかな?
にしてもまた中邑選手はPPV微妙の法則から逃れられず。
なんかやはり通常放送に力配分を振り切ってしまう癖でもあるのでしょうか?前回のシナー中邑の名勝負でピークアウトしてしまったのか。其れともこの微妙な試合展開かつ負けブックは、そのシナ戦にて最後にやらかしたパワースラム失敗にてシナを壊しかねなかった事件に対する制裁の可能性も有りますね。あれはビンス会長は激怒したらしいですし、その一件がもし無かったら、この落としようも無く無事戴冠していたかも…業界の闇がチラッと伺えます。
まだ王座戦戦に残れるかどうかは分かりませんが、今後が中邑選手にとって正念場なのは間違いないですね。今回のサマースラムで魅せれなかったのは相当痛手。敗北以上に「しょっぱい」「退屈」のワードが飛び交いイメージダウンも免れないでしょうし、会社のプッシュもこれで打ち止めの可能性もあります。この逆風を跳ね除けてもう一度這い上がれるか。
かつて格闘技ブームによる弊害をモロに被った新日本プロレスの暗黒時代を潜り抜けた中邑選手にはなんだかんだ期待したいものです…
やはりメインの様な分かりやすい迫力のある試合はアメリカではウケますね…実際興奮しましたし。かつてのアティチュード路線を垣間見ました。中邑マハルのねちっこい試合も、個人的にはラストシーン以外はそんなに悪く無いと思ってましたが。やはり国が違えば温度差も違う。中邑選手が本当の意味でWWEユニバースに受け入れられる日は来るのでしょうか。
ぶっちゃけこないだ中邑対シナが観れたので個人的に大満足ですから、このまま中邑選手は飽きられる前に重傷を負った設定で一旦フェードアウトして半年ほど行方をくらます展開も面白いのではないか?と。路線構築を練り直す期間も少し必要かな?
そしてあいも変わらずレスナー、マハル双方防衛。
流石にどちらかは政権交代すべきのではと思いますがまだこの路線はウンザリしませんかね?